ボディカラーの謎

8.32ボディカラーの謎

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8.32ボディカラーの謎

日本で販売された8・32のボディカラーは基本的に4色でした。

どの色もすべてメタリックカラーであり、渋めのプレステージカーとしてのカラーリングが施されています。

一方、本国では5色がラインナップされていましたが、日本では緑色が落とされて4色のみで販売されてたようです。

ところがなんと、この幻の緑色の8.32が日本に数台存在していました!


ブルー・ブリザード グリジオ・クォーツ
ネロ ロッソ・ウィナー

カラー(色番) 輸入年
Blue Blizzard metallizzato (499) 青メタリック 1988年〜1992年
Grigio Quartz metallizzato (639) ガンメタ 1988年〜1992年
Rosso Winner metallizzato (179) 赤ワインメタ 1988年〜1992年
Nero metallizzato (602) 黒メタリック 1988年〜1990年
Verde Reflex metallizzato (351) 青緑メタリック 不明
※輸入年と登録年とは異なる場合があります


当初はガレイタが輸入開始時に3台だけが販売されたらしい、とかのウワサだったのですが、フェイズ1はもとよりフェイズ2の緑色も発見されてしまいました。


ヴェルデ・レフレックスのフェイズ1


ヴィルデレフレックスのフェイズ2 ↑↓


フェイズ2の緑色はうまく発色していませんが、、元の写真を見ると確かに幻のヴェルデ・レフレックスでした。

はじめこの情報を聞いた時には「 フェイズ1ヴェルデをフェイズ2仕様にしただけかな? 」などと疑っていたのですが、ライトはもとよりウインドウオッシャーノズル、村上のドアミラー、サイドモール、などなど正真正銘のフェイズ2のようです。

フェイズ1をここまでフェイズ2にするのはほとんど不可能ですので、というかお金がかかりすぎて誰もやらない(笑)ので、正真正銘のフェイズ2のヴェルデカラーと思われます。

逆に違うカラーのフェイズ2をわざわざヴェルデに全塗装する人もいないと思われますし。(笑) もっともこの場合だと、サイドの手書きラインでバレてしまいますしね。



おそらくは並行輸入が盛んだったバブル期の1990年頃に輸入された個体かと推測されます。

これで我が日本にはフェイズ1、フェイズ2ともに5色全色の8・32が生息していことが判明しました。



現在ではランチアテーマクラブに何台かのヴェルデ8・32が存在します。

ただでさえ稀少な8・32の中で、これまた稀少なカラーになります、稀少の二乗ですね。

いつまでも大事にしてあげてください。



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